HOME > 前川日記 > 前川日記 2017.5.22.~31.「棺一基四顧茫々と霞たり」大道寺将司 「無関心な人々の共謀」ブルーノ・ヤセンスキー>

前川日記

5/22(月)
総会後の仕事が色々ある。
理事改選期には、総会議事録などの登記、会員全員への報告、会費納入要請、賛助会員へのご挨拶、HPへの情報公開、その他。

その前に、「日韓中テレビ制作者フォーラム」への助成に関する対民放対応、など。
家の庭が荒れていて雑草が伸びている。何とかしたいのだが、その気力体力がない。

荒れた庭で、バラが咲いている。

5/22(月)
「日韓中テレビ制作者フォーラム」の助成について、日テレとの交渉でOBの石橋さんがご苦労。この件では、私も言いたいことはあるのだが、しかしあまり無理をしないで、うまく引くべきか。石橋さんに、3年前の経緯などメモを送る。FAX送信上手くいかず。


5/23(火)
三菱重工ビル爆破事件(1974年)の死刑囚大道寺将司、獄中で死亡。
大道寺の句集を編纂上梓した辺見庸を追ったドキュメンタリー「失われた言葉をさがして 辺見庸-ある死刑囚との対談」(NHK)は息を呑むほどこちらに迫ってくるものがあった。
2013年の「放送人グランプリ」に推薦した。その時の推薦文がこれ(放送人ブログ<スペシャル>に再掲)。
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「失われた言葉をさがして 辺見庸-ある死刑囚との対談」

グランプリ推薦理由
<3.11>から、「早くも」あるいは「漸く」2年目を迎えた今年、被災地を継続的に取材しあるいは原発事故の真実やその影響の広がりや深さを追求する優れたドキュメンタリーが数多く制作され放送された。しかし、敢えてここではそれ以外の分野から推薦したい。それほどにこの「失われた言葉をさがして」の衝撃は大きい。
この番組を見て、1974年の三菱重工爆破事件の主犯で確定死刑囚である大道寺将司の句集「棺一基」のページを繰ったのだが、そこから伝わってくる<人が生きてあること>の切実さに絶句した。これは映像にすることが困難な、というより「映像化しないほうがより表現として純化されるであろう世界」を、敢えてテレビドキュメンタリーとして取り上げた決意に敬意を表したい。
独居房で生きる日々に感じる微かな季節の変化の兆しあるいは記憶、を俳句として記録する、その身を削るような十七文字に息を呑む。自分の行為による死者達と<今>生かされている自分との確執にたじろいだ。その大道寺に向き合う辺見庸の執念ともいうべき眼差しに敬服した。
戦後をどこで区切るかには様々な考え方があるが、1960年を頂点とする政治の季節は「あさま山荘事件」(1972年)で終焉したというのがひとつの説得的な見方だろう。しかし、1974年の三菱重工爆破事件は、「東アジア反日武装戦線」という特異な名称の組織犯罪として、改めて考察されても良い。その中心にいた大道寺の句集は、革命的と信じて選択した行為とその結果としての犯罪との確執として、敢えて言うならば帝政ロシアのテロリスト、ロープシン(作家名ザビンコフ)の「蒼ざめた馬」「黒馬を見たり」に匹敵するだろう。制作者がそのことを意識したか否かはいざ知らず、見るものをしてこのようなことに思い至らせたドキュメンタリーが、<今>制作され放送されたことに強く打たれた。
大道寺の刑の執行が急がれることなく、彼が切実に生きる一日が一つの句を生み、その句は生きることのいかに辛く苦しいことであるかを刻むことである、そう思わせるドキュメンタリーだ。
ザビンコフには実名として書かれた「テロリスト群像」という著作がある。大道寺もそれを書き残すべきだろう・・・というようなことも思った。遺族被害者の思いに反することであるだろうが、生きている限り、それは大道寺にしか出来ないことでもあろう。
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「スマートフォンで撮っている人たちは風景の一部になっているけれど、きちんとしたカメラのレンズをのぞいている人を見ると、なにを撮ってるんだろうなって気になりますよね。」【EOS M6×6senses:写真×文学】作家・川上未映子が感じとる、“写真”という表現の面白さとは?


5/24(水)
事務局
石橋氏と長い電話。

ヤセンスキーのこと。
FBで金平氏が箴言として紹介していたが、箴言というには重すぎると思う。
「友を恐れることはない ただ君を裏切るだけだ
敵を恐れることはない ただ君を殺すだけだ
無関心の人々を恐れよ
裏切りもしなければ殺しもしない
だが、この人たちの同意があればこそ、
地上から裏切りと殺戮が後を絶たないのだ」

スターリンの粛清で獄死した作家ヤセンスキーの言葉だと教えてくれたのは北村美憲さんだった。FBに箴言として紹介されていたが、箴言というには重すぎる。・・・と思いつつ、ネットで調べてヤセンスキーの「無関心の人々の共謀」を購入。開いてみると扉にこの言葉が引用として載っている。ロベルト・エルベルヘルト<「ピテカントロープ最後の皇帝」より>とあった。
フランスでの政治活動によりソ連に亡命した彼が、スターリン下のソ連でトロツキストとして粛清されたのは悲劇としか言いようがない。

5/25(木)
定期診断。
メディカルクリニック悠々
スポーツをそれまでと同じように楽しめるのは78~9歳ころまでというケースが多い、という。そうか・・・。

5/26(金)
雨。
出かけるときはしっかり降っていた。

事務局。
午後、「小石川012E」クラス会茶話会番外編。学士会館。
後半になって、色々話題が広がって面白かった。
こちらから誘った話題とはいえ、野呂栄太郎「日本資本主義発達史」が登場するとは思わなかった。しかも、「自分は保守だ」という元銀行マンからだった。

帰路、雨上がる。

5/27(土)
家事作業。

5/28(日)
何もせず。
昼転寝。スポーツ中継など観て過ごす。


5/29(月)
 
久し振りに文楽、高橋君と。
「菅原伝授手習鑑」。・・・そうか、そういう話だったのか。
終って、「駒形どぜう」渋谷店。
20時帰宅。

Amazonから「日本資本主義発達史」届いている。

5/30(火)
放送人ブログが停止状態。
ログインできない。
1年前にも同じような現象があったが、そのときはバージョンアップの問題だったと聞いた。1日で回復した。今回は1日たっても全くダメ。
去年まで法鵜人の会のシステムメンテナンスに関わった会社が解散して、相談する相手もいない。どうしよう。

夕方、「日韓中テレビ制作者フォーラム」への支援の件で、石橋、小池両氏と会談。銀座の土佐料理の店。鰹のたたき美味しかった。
石橋氏のキャラクターは、こういう時に凄く良い。
5/31(水)
ブログ沈黙したまま。
「日記」がアップできない。
昼、事務局。
15時、越前谷整体院でマッサージ。
「砂場」でユックリ一献。
5月が終わった


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